記憶の水底
[記憶の水底]
[流れてゆきなさい...流れてゆきなさい...]
沈みながら眺める世界は虚ろな月明かり
いくら水底を照らしても喪失の手に囚われるだけ・・・
沈んでしまったモノは狭間で揺れる骸
存在の闇がどれ程苦しくてもあの少年を受け入れないで・・・
流れてゆきなさい 奪い続けながらも・・・
流れてゆきなさい 忘れ続けながらも・・・
流れてゆきなさい 失い続けながらも・・・
流れてゆきなさい 幻想に騙され続けながらも・・・
流れてゆきなさい ここに止まっていてはいけない・・・
流れてゆきなさい 往き先は選べずとも・・・
流れてゆきなさい 澱んでしまう前に・・・
流れてゆきなさい 『忘レモノ』を探しに・・・
忘れないで アナタの詩にも意味があることを・・・
流れてゆきなさい 唯流れに身を任せ・・・
[流れてゆきなさい]