追寻之诗

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書の魔獣

[第二十四巻 1023頁]


滅びゆく世界の果てに 誰を裏切る
煌く宝石を投げ込む愚行 其処は泥沼だ
其の滅びゆく世界の輪から 誰が抜け出す
今更助け合っても無駄さ 其処は底無しだ

ボクらは世界を識っていた…ボクらは歴史を識っていた…
ボクらは未来を識っていた…本当は何も知らなかった...
ボクらは世界を知りたいんだ…ボクらは歴史を知りたいんだ…
ボクらは未来を知りたいんだ…今からそれを見つけるんた…

我らは書に拠って 祝福を約束されし者…[※注1]
彼らは書に拠って 断罪を約束されし者…

書に刻まれし終焉の魔獣(Bestia) 黒き秩序に従い
歴史を駈け堕りる審判の仕組(Sistema) 最後の書頁めがけて...

美しく在ろうが 醜く在ろうも同じ...
賢く在ろうが 愚しく在ろうも同じ...
その闇に屠られてしまえば 存在など虚構も同じ...
数多の記憶 歴史を呑み込んで尚 その魔獣は止まらない...

ソラから舞い降りた白い翼は 消え去ることも恐れずに闇に向かって往く その頃ボクらは...

黒の教団 地下大聖堂...

「お帰り<可愛い我が娘達よ>...と言ってあげたい所だが
どうやら我々の同志に戻るつもりはないようだね...」

「残念ながらもう手遅れだ、書の魔獣は誰にも止められないのだよ...
終焉の洪水がこの旧世界を屠り、全の歴史を呑み込むまで...」

「養父(Noah)…アナタって人は...」

「…その眼を見ていると、嫌でも思い出す...
<反逆者の父親>(Lucius)、<逃亡者の母親>(Iria) やはり血は争えぬということか...」

「<黒の神子>(Lucia)よ、私は悲しい...
君ならば書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ...
まぁ良い...歴史を変えられると思い上がっているのなら...
いつでも掛かって御出でなさい...」

「聴こえないのかい?我々を新世界へと導くあの音が...」


(※注1:实际唱词不明)

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