[324p] ア-ベルジュの戦い
「・・・ア-ベルジュ」時代が求めた英雄[※注1]
それとて満ち足りた事ではない
いや むしろ欠けてさえいる
大切な何かを 置き忘れてきてしまった・・・
「・・・ア-ベルジュ」理由などに意味は無い
斬ってしまえば同じ 悪意なき剣など無し
身を寄せる場所もなく
ただ血の雨の中を駈け抜けた時代・・・
「・・・ア-ベルジュ」繰り返す痛み
願わくば 戻りたいとさえ想った
何も知らなかったあの頃に
何一つ歴史は 変わらないとしても・・・
- 最初の惨劇 -
「若者よ臆するな
震える膝を鞭打って進め
迫りくる敵軍は五千
何としても この森で食い止めろ・・・」
幼き日の思い出よ
泣き虫だった少年は
戦士の誇り 信念を胸に
絶望が渦巻く戦場へ・・・
その身朽ち果てようとも
守りたいものがあった・・・
母さんと木の実を拾った森・・・
父さんと釣りをした川・・・
君と約束を交わした丘・・・
幼き日の思い出よ
あの夏の少年は
右手に剣 鈍い光を放ち
死神が手招く戦場へ
その身朽ち果てようとも
守りたいものがあった・・・
彼は逃げない 運命は誰を選ぶ・・・
彼は逃げない 未来は何を映す・・・
~ 324ペ-ジ 『 ア-ベルジュの戦い 』
※注1:本曲无唱词