追寻之诗

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Interview with Noël

<そしてよだかの星は燃えつづけました。
いつまでもいつまでも燃えつづけました。
今でもまだ燃えています。

——宮沢賢治著「よだかの星」より>

 

[Interview with Noël from HEAVY EDGE]

<web媒体を中心にニッチでエッジィな情報をお届けする
「HEAVY EDGE」の渋谷鋭士ッス。シクヨロ!
いやぁ、ヴァニスタ、シビれるわ。
雷神の一撃っつうか。シビれサンダーからの、激アツ&激アツじゃん。
最高に滾るロックナンバーを届けてくれたわけだけど、
謎の音楽プロデューサーRevo氏との出会いって、どんな感じだったの?>

クソ最低な出来事があって... すべてが嫌になり...
気付けば独り... 星を眺めていた...

真冬の月は... 凍てつくよう白く...
闇の中で黒い... 男が俺を... 見つめていた……

[HEAVY EDGE]

<そいつは凄ぇ出会いだなぁ。
Revoっちって、別の世界から来たって説マジ?
世界ってか、地平線って言うんだっけ。本当、不思議な人だよな。
黒い服を着ていて、サングラスを掛けていて、手には指輪をしている、と(笑)。
——って、メンゴメンゴ。俺の悪いくせ。話を本筋に戻そう。
それで、最初にどんな会話を交わしたの?> 

「君の音楽を聴かせてもらったよ」——男は言う
「否定するには 肥大化し過ぎて 諦観するには まだ若過ぎる」
「その苛立ちを歌にしてみないか?」——男は続ける
「君が感じてる その寂しさは 僕の寂しさと 同じ色をしている」

「《音楽家の魂》(ぼくたち)は自由さ どんな哀しみも 《物語》(Roman)に変えて
繋がる地平 誰かの世界へ 寄り添うように 歌を届けよう」 

——そして男は一冊の 聞いたこともない著者の
本を無言で差し出した…… 

[Interview with Noël from SOUND AROUND]

<偏見なし、脚色なし、フラットなインタビューを心掛けております、
オールジャンル歌謡系の音楽雑誌、「SOUND AROUND」の山口と申します。
本誌での取材は初めてということで、宜しくお願い致します。
まずは簡単で構いませんので、
ノエルさんと音楽との出逢いを教えて頂けませんか?> 

初めて触れた楽器は...ピアノだったと...微かながらにも...
覚えているよ...けれどレッスンは... 

続かなかった何故ならば...
大人しくピアノの前になんて...
座ってられるような子じゃなかったから... 

[SOUND AROUND]

<なるほど。そこで一旦音楽の道を鎖してしまったと。
しかし、そのまま終わったのでは、現在のノエルさんには繋がらないのでは?> 

物心がついた頃から...自然と音楽がいつも傍にあった...
それは言うならば...習うものじゃなかった... 

家は貧しかったけれど祖母が...
必死に親戚に頼み込んで...
壊れかけたオルガンをもらってきた... 

[SOUND AROUND]

<なるほど。それは意外と言っては失礼かもしれませんが、
非常にハートフルなエピソードですね。
お婆様の愛がノエルさんの音楽の道を再び照らしたと。
しかし、そのような幼年期の充ち足りた愛情の原体験と言うべきものは、
ノエルさんの楽曲の印象からは……。
いえ、偏見は禁物。もう少し掘り下げさせて頂いても宜しいですか?> 

[Interview with Noël from HEAVY EDGE]

<——確かに。それは言えてるなぁ。
ヴァニスタの楽曲と言えば、血を吐くような魂のシャウトと、
それを支え更に加速する攻撃的なギターサウンドが肝だと思うんだけど。
ノエっちとギターの出逢いってどうだったの?> 

《図体だけ育った馬鹿なガキが集う学び舎》(ちゅうがく)に上がった頃には
《独善的な好意》(やさしさ)なんて全然信じなくなったもんだぜ 

困った《便宜上の養育者》(ばばあ)の交換条件
《大人が望む思想と態度》(たまし)売り渡す対価が安いエレキ 

これで クダらない 世界を 壊せる
狼の心に 一本のギターと 本物の《魂の音楽》(ロック)があれば
周り中 敵にして 吼えてた
触れるなら牙を剥く 無防備な部分を 舐められたら痛いから…… 

[HEAVY EDGE]

<ワォ! ガキの頃、同じようなこと俺も考えてたよ。
中二病ってやつの一種だっけ? 上等じゃん。
もっとも、お前ほど強烈な自意識で青春と殴り合ってはなかったけどね(笑)。
……ところで、ノエル。

お前は、いまでもロックで世界を壊せると思っているか?> 

[Interview with Noël from V-ROCK HEAVEN]

<ご機嫌よう。お会いできて本当に光栄ですわ。
耽美系月刊音楽誌、「V-ROCK HEAVEN」のmarie*marieで御座います。
私が今一番注目しているバンド、「VANISHINGSTARLIGHT」。
気になるノエル様のバンド活動の馴初めなど、色々お伺いしても宜しいかしら?> 

最初に組んだのは 小生意気なメタルバンド
《一人前の演奏技術》(テク)もない癖に イキがってばかりで
気に食わない 奴見つけて 喧嘩三昧 

音楽性の違いが 聞いて呆れるぜ
意味のない空回り 繰り返しては孤立する…… 

——そして俺のバンドには...誰もいなくなった...
消えゆく《運命》(さだめ)...燃え尽きてしまった...VANISHING STAR...輝きは刹那... 

[V-ROCK HEAVEN]

<まぁ、そんな識られざる物語がお有りでしたのね。
若き日の傷痕。哀しい煌めき。
それ故に、暫くは打ち込みによる、お独りでの活動の方に傾倒されたのかしら?> 

[Interview with Noël from SOUND AROUND]

<——なるほど。それは興味深いですね。
ところで「Noël」さんって、凄く素敵なお名前ですね。
私は超単純な名前なので、正直言って憧れます。
「一」と書いて「ハジメ」、山口と合わせても七画しかないんですよ?(笑)。> 

いや... そんな良いもんじゃねぇぜ... クールに聞こえるかも知れないけど...
ついた徒名は「クリス・マスオ(笑)」 

——嗚呼... 

俺のことを笑うクソは... どこまでも追い詰めた...
謝まろうと赦さず... 血を見るまで殴った... 

(仮)の予定日? 安易な名前?

考えたクソ野郎は... 俺のオヤジだったらしい...
けど... 生まれる前に死んでいたから... ぶん殴れなかったんだぜ…… 

[SOUND AROUND]

<……。
これは、軽卒な事を申し上げてしまったのかも知れません。
もし、気分を害されたなら、申し訳ありません。何卒ご容赦ください。
お母様は女手ひとつでノエルさんをお育てになられた?
……あの、私の記憶違いでしたら、重ね重ね誠に申し訳ないのですが、
以前お伺いした際には、お婆様とお二人で暮らされていたと……。> 

——いいよ... 気にしないでくれ...
アンタに悪気が... ないことぐらい... 分かってるさ...
でも... その辺の話は... ちょっとややこしいんだ...
解り易くまとめて... みるよ—— 

恋に堕ちた若い二人 運命だなんて感動
[頑張れ!頑張れ二人!]
駈け落ちた危(やば)い二人 外人となんて勘当
[頑張れ!負けるな二人!]
坑掘った出稼仏子(Français) 金銭(かね)にならないで死亡
[頑張れ!掘り出せパパ!]
身籠った大和撫子 洒落にならないぜ貧乏
[頑張れ!頑張れママ!] 

残された末未亡人 幼児預けて失踪
[頑張れ!頑張れママ!]
託された独居老人 最後の力(Power)で疾走
[頑張れ!負けるなオババ!]
たらい回す遠い縁者 悲劇唄うは客体
[頑張れ!頑張れノエル!]
外ヅラはまるで聖者 繰返される虐待
[頑張れ!戦えノエル!] 

——調子コイて茶化したが これで山さん許してくれ
とても素面のテンションじゃ ちょっとコレは言えないぜ! 

実は... このペットボトルの中... 水じゃなくてウオッカ(笑) 

[SOUND AROUND]

<ウォッカ!? ウォーターではなく?
またまた、ご冗談を(笑)。
しかし、僭越ながら過去の事に対して今更慰みは申し上げません。
貴兄の未来、これからの音楽活動を支援することでこそ、
私は私の好意を示したい。そう感じました。
それにしてもウォッカ。本当はロシアの血も入ってませんか?(一同爆笑)。> 

[Interview with Noël from V-ROCK HEAVEN]

<——きっと、そういう部分も含めて音楽に反映されてますのね。
私、増々興味がわいてしまいましたわ。
お紅茶のおかわりはいかが?
それは、特別な方にしかお出ししない茶葉ですのよ。
ノエ様の多感な過ぎ去りし季節の物語。もっとゆっくりとお伺いしたいわ。> 

髪の色が違う... 瞳の色が違う...
名前の響きが違う... 何もかもが違う... 

自由になる金もなく... 愛してくれる親もなく...
身形はいつもキタなく... 居場所など何処にもない... 

嗚呼... 俺はそんなに《異端》(キモい)か?
人を《上っ面》(がいけん)だけで《差別》(ひょうか)する奴らは全員クソだ... 

弱い奴ほどよく群れる 陰口の雨に打たれ 狼はただ駈け抜ける
邪魔するなら 誰であれ 噛み殺せ! 

強い...言葉は...弱い...心...映す...鏡...のように... 

[V-ROCK HEAVEN]

<……ノエ様、言葉は凶器よ。
扱い方を誤れば相手はもとより、己をも殺めてしまうもの。
抜き身の刃は美しいけれど、とても危ういわ。
私で宜しければ、アナタの鞘になって差し上げられたら……って、
何を言っているのかしら私……嘘、嘘。冗談ですわっ///> 

[Interview with Noël fromHEAVY EDGE]

<——でゴグってみたんだけど、まったく出て来ないぜ?
その愛用のESPってメーカー、マジ? 本当に地球上に存在してんの?(笑)。
……そうだ、楽器と言えば。
ノエっちって昔から色んな西洋楽器触ってたみたいだけど、
もしかして実家って結構やんごとなき感じ?> 

息をするように...嘘を吐いて...生きてきた...
本当のことなんて...言えなかった...惨めすぎて...
オルガンは...粗大ゴミを...人目盗み...拾ってきた...
ギターは...年齢(とし)偽り...悪い《×××》(バイト)で《×××××》(Buyout)... 

——鋭士
軽蔑するかい? 惨めだろ?
そんな世界を 壊したいと願った—— 

塗装が剥げてても... 弦が錆びてても...
クソみたいな俺の世界を...
壊せるのは... コイツだけだと... 思った!

[HEAVY EDGE]

<……そうか。また話したくなったら言ってくれればいいし、
話したくなかったら言わなくていい。
だが、ノエル、俺から一言だけ言わせてくれ。
例えお前の話がすべて嘘だったとしても、お前の努力と音楽は本物だ。
俺はいつだって、何度だって、騙されてやるよッ!> 

[Interview with Noël from SOUND AROUND]

<——つまり、何故、宮沢賢治を存じ上げなかったのか、
まったくもって不徳の致すところですが……。
素晴らしい作品との出逢いは、宝石にも勝るものと思っています。
人が潜在的に内包する闇夜を照らすのは、そういった星々なのかも知れません。
ノエル、それが歪な輝きであったとしても、
貴方の音楽もまた、どうしようもない程に私の心を惹きつけて止まないのです。> 

山さん...アンタは...本当に...優しい...人だな...心から...そう思うよ... 

嗚呼... もしオヤジが... 今でも生きてるのなら...
アンタみたいな... 人だったらな... って... 良いのにな... って... 思うよ... 

祖母の遺品の古い箪笥 → 一番下の引き出し
閉じ込めた昏い記憶 → 偶然 → 解いてしまった 

そ れ は 

滲んで読めないほどに ぼろぼろになった手紙
「ごめんね...母さん...赦してね...こんな子...産まなければ...良かった……」 

[SOUND AROUND]

<……。
(私はかける言葉を失い、ただ彼の肩に手を置くことしか出来なかった。
彼が紡ぐ愛の歌に抱いていた、言い知れぬ違和感。
その正体を垣間見たような気がした。
それは、幼い子供が独り闇の中で泣き叫び、
どれほど求めようと、決して与えられなかったものへの憧憬。
いや、むしろ、残酷なほど、復讐にも近いものなのかも知れない……。)> 

[Interview with Noël fromV-ROCK HEAVEN]

<——故に先生は、お辞めになったのね。
ロックミュージシャンとは180度ベクトルが違いますものね。
正直、信じられませんわ。でも、私、子供が好きな方って、何となく判りますの。
実は、こう見えて、私も子供が大好きですのよ?
将来的に子供は何人が宜しいのかしら? 男の子も良いけど、女の子も可愛いわ。
……っと、その前に、お好きな女性のタイプをお聞きしなきゃ!?> 

尻の軽い女は嫌いだね
だが...
口の軽い女はもっと嫌いだぜ?(笑) 

悪りぃ... マリィマリィ
その手の話は あまり 得意じゃないんだ
それより 音楽の話を しようぜ! 

——だってコレ 音楽雑誌の取材だろ?
ぎゅっと抱いて 口づけ交わす相手は? 《音楽の女神》(Muse)だろ?(笑) 

[V-ROCK HEAVEN]

<あら、女は嫉妬深い生き物ですわよ。たとえ相手が神であったとしてもね。
でも、これは一本取られましたわね。意地悪なノエノエ(笑)。
それなら、最後に今後の活動予定と読者へのメッセージを頂けるかしら?> 

October 26, 27 Sound Horizon 10th Anniversary FanClub Event
聞いたことさえないステージ【渋谷公会堂】へ

 “オープニングアクトとして出演しないか?”——と
《何だかんだ悪態つきつつも、尊敬してるプロデューサー》(グラサン)に言われてる…… 

クダらない世界を壊すのが いつだって俺達の《音楽》(ロック)だろ?
嗚呼... もし地平の向こうで【お前】が 泣いてるなら
いつでも《俺の音楽》(おれ)を呼べ!!! 

[V-ROCK HEAVEN, HEAVY EDGE and SOUND AROUND]

<——まぁ!? 渋谷航海堂? 知らない会場ですわね…。
でも、それは朗報ね。是非、私も拝見したいわ! 

——渋谷後悔堂? ワォ、マジか!?
どこ? ってか、それって俺でも行けんの? 

——渋谷更改堂? 重ね重ね存じ上げず恐縮ですが……
それは、素晴らしい!
熱いライブを期待しています—— 

——11文字のメッセージ?
「生 き て る な ら 燃 え て や れ」 

ですわねっ! だなッ! ですね! >

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